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バツイチ子持ちの私、母の介護、父との確執、不義理な兄たちとの遺産相続争い、成人する娘へのけじめ、唯一の癒しとなる愛猫のお話です。創作ではありません。
そこに愛はありますか?…突然の介護から…
施設スタッフの大切さ
2012-05-20-Sun  CATEGORY: 介護と兄弟関係
いよいよ、このひどい特養を離れて、次の老健へ移動する日がきた。

特養の退所準備を済ませ、昼過ぎに老健からの迎えの車で移動。
私は自分の車で後を追った。

到着して、入ったとたんに清潔で明るい雰囲気に母はうれしそうに
私の顔をみた。母も生き返った気がしたのだろう。

すでに契約は済ませているので、スタッフの紹介、施設内の説明などを
してもらってから部屋へ。
荷物の整理をしていて感じたことは、男性スタッフが多く、
どの人も丁寧で親切だったことだ。
私が作成した母の注意書きも担当のスタッフ全員が目をとおしてくれており、
詳しく打合せをしてくれた。

特養に滞在の間に、足の浮腫がひどくなり、今後の足のマッサージや、
リハビリなどを念入りに説明してくれた。

夕方、飲み薬を投与して夕食を介助した。母は食欲もあり、ほぼ完食した。
夕食介助のスタッフに、「家族さんが食べさせてくれるほうが食も進むので
出来るだけ介助に来てほしいです。」と言われ、私も夕食だけは必ず毎日くると
返事した。

部屋に戻って歯ブラシ、うがいを済ませ、パジャマに着替えさせてベッドに寝かせた。

午後7時、明日また来ると母と約束して私は帰宅した。母も引き留めるような態度はなかった。

この施設にずっと母を預かって欲しいと思ったが、ここは老健なので、
あくまで自宅へ帰るための支援施設で長くて半年ほどしか入所できないのが
とても残念だった。でもあのヒドイ特養を出ることができただけでも
喜ばなければならない。

翌日の夕方、私は朝からは施設に行かずに、夕方に車で行った。

母はレクレーションルームに居た。スタッフがすぐに私のところに来て
今日は足のマッサージをしたと報告をしてくれた。

その他にスタッフがいろいろと余興をしているらしく、
今日の余興に母がすごく笑顔を見せていたらしい。

母に「よかったね?」と言うと、大きくうなずいた。顔がおだやかである。

その後で、部屋でトイレ誘導。食堂で飲み薬投与、夕食を介助した。
今日もほぼ完食してくれた。この時の母は普通食ではなく、きざみ食になっていた。

部屋にもどり歯ブラシとうがい。パジャマに着替えさせてベッドへ移し、
「また明日ね?」と声をかけると、泣くこともなく、左手を上げて見送ってくれた。

こんな穏やかは母は久しぶりで、私もホッとした。

つづく
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